アダンの木と孤高の日本画家、田中一村 (沖縄にて...№15)
田中一村は50歳と言う年齢で家を売り、自分を支えてくれた姉とも別れ、単身で復帰間もない奄美大島へ移住したのです。昭和28年12月25日、それまでアメリカの占領下に在った、奄美大島が沖縄に先駆けて日本に返還されたのです。
一村はその5年後の33年12月に奄美に渡り、19年と言う長い日々を極貧の中、アダン、ビロウ、コンロンカ、クワズイモ、ヒカゲへゴ等の植物やイシガケチョウ、ツマベニチョウ、アサギマダラ等の蝶々やアカショウビン、アカヒゲ、トラフズク等の鳥たちを奄美の風景の中に散りばめたのです。
一村は昭和52年一人夕食の準備をしている時に倒れ、69歳の生涯を閉じたのです。『一切遠慮せず只自分の良心の納得行くまで描いています』手紙の中で語る様に、一村は美の為に殉じたのです。「アダンの木」はそんな一村の大作で、傑作中の傑作なのです。
☆一番下に「田中一村記念美術館」のサイトへの入り口を、急遽設けました。みなさん、こちらから見に行って下さいね。☆
※アダン(学名Pandanus odoratissimus)パンダナス科(タコノキ科)は南の島の海岸線に、多く自生する高木です。見た目はパイナップルに良く似ていますが、果実は食べられません。この実はヤシガ二が餌にするようです。タコノキに似ていますが、アダンの実は赤く熟し、葉の縁に白っぽい大きな鋸歯が在ります。アダンの葉はとても丈夫なので、乾燥させて民具の材料にするそうです。※
※ターミナリア(学名Terminall catappa)シクンシ科、和名モモマタナ、別名コバテイシ(古葉手樹)は、小笠原、沖縄、アジア、アフリカの海岸線に自生し、約200もの種類が在る植物です。高さは10から15mにもなり、落下した果実は海流に乗って散布されます。種子はアーモンドに似た風味が在り、食べられるそうです。※
田中一村記念美術館 ← 「蝶と山・てくてく写日記」のbanyan10さんに教えて頂きました。こちらからサイトに行って、田中一村の素晴らしい作品を、是非ご鑑賞下さい。(クリックするとサイトに行けますよ。)
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お写真を拝見させていただいていると、
「南国」のにおいや、空気が伝わってくるようです。
(ありがとうございます。)
そろそろ寒くなってきたことだし、
「南国」にでも逃げたいなぁ〜っ!
p.s.お体、くれぐれもご自愛下さいませ!
正直、絵を見ることはあまり多くないのですが、奄美へ行く機会があったら記念館へ行ってみたいと思っています。
下記で作品も見れますね。
http://www.amamipark.com/isson/isson.html
わたしの親しい友人が「川崎岡本太郎美術館」の館長&美術評論家の村田慶之輔先生で、田中一村の展覧会のカタログ(ハードカバーの方です)に寄稿され、そんな関係で色々と知るようになりました。何時か奄美に行ってみたいと夢見ています。
よい作品を見ないことには自分の世界から脱却できませんものね。