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ナイル商会

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何時も有難うございます!ご訪問頂いたお客様も203,060 人を超え、新たな目標に向かって歩んでいます。身近で出遇った小さな生き物達や植物など、気ままにナイルがご案内しています。 ナイル商会・管理人

<   2006年 06月 ( 30 )   > この月の画像一覧

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 みなさん、こんにちは、ナイルです。昨日はまた気温が更に上昇、何と32℃近く迄なった東京です。暑かったですよ、風があんまり無かったので、余計暑く感じましたよ。
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 昼下がりの公園のベンチは、どれも日焼けサロン化していました。若い男性達がベンチを占領、寝そべって日焼けに余念がありませんでした。
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 もっとも占領していると言っても、こんな暑い陽盛りのベンチには、彼ら以外座る人なんていないはずですから…!?
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 それに、こんなカンカン照りの公園を、お散歩しているの物好きは、私以外にはいませんでしたよ。お散歩といっても、仕事の合間にちょこっと覗いて見ただけなのです。
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 暑い広場を離れて、木陰に入っても風が無く、早々に退散しようと思いました。結構広い公園ですが、園内は閑散としていましたよ。普段なら木陰のベンチで読書する人や、ジョギングをする人などで、賑わっているのですがね~。
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 でも折角時間を見つけて来たのですから、偵察だけでもと思って歩いていました。そんな中でふっと立ち止まった時でしたよ、木の葉が茂る上の方の葉っぱに、チラッと何かの姿が見えました。
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 それがこの写真の、綺麗な虫さんだったのですよ。遇いたくて探しても、なかなか遇う機会が無かった子なんですよ。以前みなさんに、この子の幼虫さんをご紹介しましたが、もし成虫さんに出遇ったら、必ずご報告しますからね…とお約束していたのです。
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 みなさん、この子は「アカスジキンカメムシ=赤条金亀虫」さんと言います。光沢のある金緑色の体に、綺麗な紅色の筋の様な紋が、とってもお洒落な「カメムシ」さんなんですよ。この子の大きさは17~20㎜と結構大きな体をしていますよ。発生の時期は年1回、6月ですので、ギリギリで遇えた訳なんですよ。
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 「アカスジキンカメムシ」さんは、平地や低山地の林に棲んでいて、派手なカメムシさんのお仲間の中でも、特に華美で目立つ色彩をしています。成虫、幼虫さん共に、フジ、キブシ、ミズキ、トサミズキ、ハゼノキ、コブシ等の広葉樹に付く「カメムシ」さんなんです。食べ物は葉っぱや実の汁ですよ。
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 動きが鈍いと聞いていましたが、結構敏捷でしたよ。最初の写真の様な格好で、葉っぱの上にいたのですが、1枚写真を撮った途端に飛んで逃げました。何処に行ったのか判らずに、諦めていたら、前方の木のつるにぶら下がって、揺ら揺らと揺れていました。お髭が綺麗な子なのですが、動く度に、お髭を振り振りするので、きちんと写せませんでした。
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 この子の様な派手なカメムシさんのお仲間は、悪臭があんまりしない様です。みなさん、この子の幼虫時代は、こちらから見に行って下さいね。→ アカスジキンカメムシの幼虫

※ みなさん、アカスジキンカメムシさんの写真は、どれもクリックすると大きくなりますが、一番下の写真は特に大きく表示されます。是非大きな画面で、お楽しみ下さいね…!
by brue-nile | 2006-06-30 01:15 | 博物記(夏)全51話 | Comments(10)
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        みなさん、こんにちは、ナイルです。梅雨の中休みの昨日の東京
      は、初の夏日となりました。大手町では最高気温が30℃になったそ
      うです。湿度も高くて大分むしむししましたので、流石のわたしも汗を
      かいてしまいました。
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        昨日はうっかりしていて、みなさんにお知らせする事を忘れていま
      した。何を忘れていたかと言いますと…実はわたしのブログの「ナイル
      商会」は昨日、開設300日目を迎えたのです。
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        お客様も昨日で、13,760人となり、嬉しさでいっぱいです。最高
      に暑い日に、最高に熱くなったナイルです。
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    沢山の素敵なブログのお友達に囲まれて、わたしは本当に幸せです。何時も
   コメントを下さる方、そ~と様子を見に来て下さる方、それから始めて遊びに来て
   下さった方など…、みなさん本当にありがとうございます。
    9月2日の開設1周年迄、もう一頑張りです。みなさん、これからも忘れずに「ナ
   イル商会」に、遊びにいらして下さいね。どうぞ宜しくお願い致します。
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    さて今日はまた、わたしの屋上からの「庭の歳時記」を見て下さいね。わたし 
   の屋上では、今正に夏のお花が咲き乱れ、昆虫さん達の天国(大袈裟ですね)
   となっています。
    ハナバチさん達は引っ切り無しに出入りして、体中花粉塗れになって働いてい
   ます。気まぐれなチョウチョさん達は、何時もわたしのいない時に、こっそり遊び
   に来ている様です。
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     それからアブさんや、小さなクモさんに、目立たない蛾のお仲間さん等…
   テントウムシさんは、せっせと悪者を退治してくれています。このところ、わた
   しの大事な「ブラックアイド・スーザン」の、咲きかけの蕾を食べる謎の虫さん
   がいます。まだ正体を掴んでいませんが、何て酷い事をするんでしょうか!!
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    前置きが長くなってしまいましたね。それでは今日の屋上の虫さんを、みなさ
   んにご紹介しましょうね。今日登場しているのは、写真の様にとってもオチビさん
   で、何とも可愛い子なんですよ。わたしの屋上では、こんな子始めて見ましたよ!
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    この子があんまり小さいし、その上チョコマカ動き回るので、写真も綺麗に撮れ
   なかったのです。でもよ~く見て下さいね。色を度外視すれば、誰かさんに良く似
   ていますよね。みなさん、そうなんです、この子の丸い体って、あの「テントウムシ」
   さんにそっくりなんですよね…!でも斑紋が無いじゃないの!?って言う声が聞こ
   えて来ますよ…!
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    みなさん、この子は「ヒメカメノコテントウ=姫亀の甲瓢虫」さんなんです。一般の
   「カメノコテントウ」さんとは見た目が違いますが、この子はこんな無地の体をして
   いるんです。
    「カメノコテントウ」さんや「ヒメカメノコテントウ」さんは、普通亀甲紋が在りますが
   この子には在りません。でも胸部の模様とお顔が「ヒメカメノコテントウ」さんと同じ
   なのですよ。みなさん、こんな無地の「ヒメカメノコテントウ」さんがいることを、是非
   覚えておいて下さいね…!
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  「ヒメカメノコテントウ」さんは大きさが3.5~5㎜で、大きさが11~13㎜の「カメノ
 コテントウ」さんよりず~小さくて、普通に見ることが出来ます。本州~九州、屋久島、
 対馬に分布していて、平地~山地に住んでいますよ。
  食べ物はアブラムシ類で、幼虫、成虫共にアブラムシを捕食します。アブラムシを  
 餌にする「テントウムシ」さんの中には、餌にするアブラムシが不足すると、近くにい
 る、脱皮中の幼虫を共食いしてしまいます。
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  「ヒメカメノコテントウ」さんの幼虫は、芋虫形で、全身に突起が在って、長い脚を持っています。越冬状態は不明なんだとか…??遇える時期は3~11月ですよ。

追記:この子の様に、会合線の縦斑がある「ヒメカメノコテントウ」さんには、呼び名が別にあって、「セスジヒメテントウ」さんと呼ぶ事が判りました。
by brue-nile | 2006-06-29 01:57 | 庭の歳時記(夏)全38話 | Comments(10)
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 みなさん、こんにちは、ナイルです。昨日の東京は、雨の予報だったのですが、晴れて暑い一日になりました。暑いといっても、わたしはTシャツに長袖を重ねていて丁度良かったので、湿度はそれほど高くなかったのでしょうね!?
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 わたしの屋上には、朝早くから色々なお客さんが来ていました。毎日ちょこっと顔を出すのが「ナミアゲハ」さんですが、慌しくお食事をすると飛んで行ってしまいます。ゆっくりしてくれれば、写真が撮れるのですが…もっともゆっくりしていたら、私のほうが仕事に遅刻してしまいますが(笑)
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 さて、今日も「博物記」を見て下さいね。今日は真っ白な透ける羽を持った、一寸ミステリアスな「蛾」の登場です。この子は丁度梅雨の頃、何年かおきに東京都心で大発生するのです。
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 今年はその大発生の年なのかも知れません。雨上がりの道を歩けば、薄暗い木立の間を無数の白い影が、ヒラヒラと果てる事無く漂っているのです。ぬかるんだ道には白い亡骸が、数え切れないほど落ちています。
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 その上に、更に雪が降るように空から落ちて来ては、そのまま死んでしまう子達や、未だ元気で地上の草にとまって休む子達もいるのです。夕闇が迫る雨上がりに、白い蛾達が空から落ちてくる光景は本当に不思議で、多分わたしは何時までも忘れられないでしょう。
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 ぬかるんだ道を歩いていたら、薄暗い木々の間に仄白い物が見えたので、私は足を止めました。それは羽化したての「キアシドクガ=黄脚毒蛾」の姿でした。わたしは、はっと息を止めましたよ。蛹から垂れ下がった姿は、未だ幼い様子ですが、既に立派な触覚を誇示していました。
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 みなさん、この「キアシドクガ」さんは、ドクガの仲間ですが、名前に反して毒は無いのです。成虫の大きさは開張50~57㎜で、白くて美しい身体に黄色の脚が特徴なので、みなさんでも見分けるのは容易ですよ。北海道、本州、四国、九州の他にシベリアと中国に棲んでいます。成虫の発生は年1回で、6~7月に見られます。
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 幼虫は毛虫で最大が40㎜、毛が長く黄色の斑紋が目立ちます。小さな頃は主に葉の裏側で過ごしますが、成長すると葉を体に巻きつけて巣を作ります。6月には葉の間でサナギになりますが、1週間ほどで成虫になります。
 「キアシドクガ」さんの幼虫の食べ物は「ミズキ」や「クマノミズキ」の葉っぱです。成虫は6~7月に葉の表面に、タマゴを数個産み付けます。冬はタマゴのままで越しますよ。
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 度々日本各地で、「ミズキ」や「クマノミズキ」への幼虫の食害が出ますが、丸坊主にされても木は枯れる事はなくて、数ヶ月経つとまた葉が出てくるそうです。
 今年は「キアシドクガ」さんの幼虫が沢山発生していますが、誤って触っても毒がないので、腫れたカブレたりはしません。でも毛が皮膚に突き刺さる事がありますから、くれぐれも用心して下さいね。
 
(みなさん今日の写真は薄暗い場所で、自然光のまま撮影しましたので、はっきりとした写真は撮れませんでした。でも大体の様子は、お判りになるのではと思っています。)
by brue-nile | 2006-06-28 02:21 | 博物記(夏)全51話 | Comments(10)
e0064158_0224335.gif みなさん、こんにちは、ナイルです。6月も残り少なくなりました
ね、東京の週始めは本来の梅雨らしく、しとしとした雨で始まりま
した。しかし気温は低めで、わたしには肌寒い一日となりました。
でも今日は気温が上がり、蒸し暑い雨模様の日になりそうです。
 今週の東京はどうも、ぐずついた雨の日が多くなりそうです。陽
気が不順で風邪を引いている人が多い様ですが、みなさんは如
   何でしょうか?どうか充分気をつけて、毎日のお仕事など頑張って下さいね…!
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    みなさん、今日はまた「博物記」ですが、写真の様にとってもありふれた虫さん
  ですので、説明するまでもないでしょうね。あんまり普通すぎて、誰も目に留めない
  のが、この子なのですよ。
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    この虫さんとは、お花が在るところなら、大体出会うことが出来ますよ。でも以前
  は、我が家の周りでは、そんなに見かけなかった様に思いますよ。
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    この子と良く似ている子がいるのですが、どうも最近は見かけなくなりましたよ。
  小さなハナアブさんの仲間以外に、よく見かけるのは「庭の歳時記」の、メキシカン
  ハットの写真の中に、1枚だけ掲載した「アシブトハナアブ」さんばかりなんです。
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    さて、それでは、この子のお名前を、お教えしましょうね。その前に似ている子
  のお名前をお教えした方がいいですよね。みなさん、似ているのは普通の「ハナア
  ブ=花虻」さんで、この写真の子は「シマハナアブ=縞花虻」さんと言いますよ。
   両方とも各地に普通に見られますが、この「シマハナアブ」さんの方が少し小さい
  です。比べるとこの子の方が、腹部にはっきりとした三角斑と、縞模様があるので、
  直ぐ判りますよ。
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    「シマハナアブ」さんは、大きさが10~13㎜で、胸の背中は暗灰色で、胸部
   には幅の広い縞が在ります。腹部の紋と横帯は、橙黄色をしています。日本全
   土に住んでいて、年4回発生して、遇える時期は4~10月です。
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    「シマハナアブ」さんの幼虫の食べ物は、腐った植物です。アブさんのお仲間は
   成虫と幼虫では、食べ物が全く違う物が多いのですよ。「ハナアブ」さんのお仲間
   は、飛んでいる時の姿等が「ミツバチ」さんに、とっても良く似ています。
    同じ様に蜜を求めて、お花からお花へと行き来しますので、毛深い体中にびっし
   リと花粉が付きます。「ハナアブ」さんもまた、花粉を媒介する昆虫としての、同じ
   役割りを果たしているのです。
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by brue-nile | 2006-06-27 02:06 | 博物記(夏)全51話 | Comments(6)
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 みなさん、こんにちは、ナイルです。6月最後の日曜日は、小雨模様の一日でしたが、みなさんは如何されましたか?わたしは例の如く朝からお仕事でした。夜からの用事の準備の為に、夕方一時帰宅してましたので、ほんの少しだけ屋上に行ってみました。
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 梅雨の時期の屋上は、たったの1日で随分様変わりするんですが、本当なんですよ。驚く事に「コスモス」がたった1輪ですが咲いていました。「クレオメ」はすくすく育っていて、蕾を沢山付けました。
 気温が高くなったので、室内から外に出した「クロッサンドラ」の、綺麗なオレンジ色の花が開きました。毎日訪れる度に新鮮な驚きが在る…わたしの屋上の小さなお庭は、そんな場所なんです。
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 でも、みなさん、今日はわたしのお庭からではなくて、少しご無沙汰の「博物記」なんですよ。今日の写真は、どれも似たり寄ったりですが、結構苦労して撮った写真なんですよ。このモデルさんは気が短くて、直ぐ飛んで行ってしまうのです。それに草むらの中、非常に見つけ難いんです。
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 今日のこの子のお名前は「モノサシトンボ=物差蜻蛉」さんと言う、トンボ目モノサシトンボ科のトンボさんです。一寸立ち寄った公園の草むらで、誰かいないかな~って歩いていたら、何かが飛んだのです。
 おや~誰かしら!?と、そ~と近寄ってみたら、この子がいたのです。写真を撮ろうと構えるたびに逃げられて、暫らく追いかけっこして、やっと撮ったのが今日の写真なんです。 
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 「モノサシトンボ」さんなんて、とっても面白い名前が付いたトンボさんですが、みなさんご覧になってお解りの様に、お腹にモノサシの目盛りの様な斑紋が在るのです。
 こんな姿の子ですが、意外とポピュラーで、公園の池の周りや、街中の社寺の薄暗い境内の池などで、普通に見ることが出来ますよ。
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 この子に出会える時期は、5~10月で、北海道~九州に分布しています。大きさは41~50㎜と、スマートな身体に似合わず、結構大きなトンボさんなのですよ。特徴はお腹の各節に在る、目盛りの様な斑紋です。それに、中・後脚の先が白くて、少し広がっています。
 この子の面白いところは、触ると死んだ振りをする事です。羽化直後の成虫は、水辺から近くの薄暗い林などに移動しますので、池などの水辺が近い林の周辺で見つかります。
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 「モノサシトンボ」さんの食べ物は昆虫です。幼虫は円筒形のヤゴさんです。お腹の先に3本のエラ(尾)がありますよ。尚、写真は男の子の「モノサシトンボ」さんですよ。
 
(みなさん、今日の写真はピンボケの物がありますが、文章などの構成上、撮影したものを全て掲載しました。変な写真で本当にご免なさい。)
by brue-nile | 2006-06-26 01:38 | 博物記(夏)全51話 | Comments(14)
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 みなさん、こんにちは、ナイルです。昨日の東京は、とっても良いお天気になりました。気温も随分高くなったのですが、木陰に入れば渡ってくる風が涼やかで、暑さの割には汗もかかないで済みました。
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 さて、みなさん、今日の最初の写真は、昨日と同じ様に見えますが、一寸違っていますよ。昨日写っていなかったお花も、この写真にはあるんですよ。どれがそのお花か、昨日の写真と比べてみて下さいね。今日は昨日に引き続いて、わたしの屋上のお花を、是非見て頂きたいと思います。
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 今日みなさんにご紹介するのは、この時期は結構色々なブログに掲載されているお花ですよ。このお花にハグしている子は、先日ご紹介した「ハキリバチ」さんのお仲間のハチさんですよ。このハチさんは、ベジタリアンで有名なんですよ。グルメなこの子も、大のお気に入りのお花の名前は「ネジバナ=捩花」と言います。古くは万葉集に「モジズリ=捩摺」と言う名で登場していますよ。別名は「ヒダリマキ=左巻」と言います。
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 「ネジバナ」の原産地は日本とオーストラリアと、どの図鑑などにも書いてあります。でも、イギリスからデンマークにかけての、ヨーロッパ西部や南部にも自生しているのです。日本と同じように、夏咲きと秋咲きがあって、花色もピンクや白があるのです。そのお花の名前は「Lady's ‐tresses(レディストレッセス)=貴婦人のふさふさ髪」と呼ばれています。
 夏のものは「サマー・レディストレッセス」、それから秋の物は「オータム・レディストレッセス」と呼ばれています。夏の物がピンクで、秋の物は白い花が咲きます。
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  わたしのお庭では、「ネジバナ」が毎年殖え続けて、そこいら中からニョキニョキと咲き出します。根っこが塊根状で毎年太くなるのですが、洋ランの‘バルブ’や日本シュンランなどの‘おイモ’と同じなんですよ。おイモで殖えるだけでなく、種でも増えるのです。お花が咲き終わった後に、捩れた部分が全て種になるのです。
 種といっても灰色の粉で、一見黴の様に見えますよ。この黴状の種が風に乗って飛び散るので、至る所からお花が咲いて来るのです。毎年殖えて困るので、切花に使ったり、花が終わったら直ぐ摘み取ってしまう様にしています。
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 「ネジバナ」は、ラン科ネジバナ属の多年草で、草丈は15~40㎝程になります。北海道から四国、九州に分布していて、野原の日向に生育しています。環境が良いと群生しますよ。葉っぱは広線形で長さが5~20㎝、初夏の頃には花茎が出て、多数の薄紅色の花を螺旋状に開花させます。この花の通称は「ヒダリマキ」と先に書きましたが、右巻きの物もあるんですよ。
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 「ネジバナ」は、花後の夏は葉っぱが枯れて、一旦休眠しますが、秋にはまた新芽を出します。我が家の屋上には「オータム・レディストレッセス」の様な、香り高い白い花が咲く「ネジバナ」が在るのですが、今年は未だ咲いていません。日本の「アキモジズリ」と「オータム・レディストレッセス」は、ほぼ同じ物だと思いますよ。
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     「ネジバナ」は、捩れた穂状の緑色の花序に、白、薄紅色、濃紅色の鐘形の
   花を、下から順番に横向きに咲かせます。この様子から「ネジバナ」と名前が付
   けられました。我が家の「ネジバナは」成長が良くて、花茎もかなり長くなるので
   す。ですから、ブーケなどのアクセントに、沢山使えるんですよ。でも丈の低い
   「ネジバナ」もあるので、それは「シロツメクサ」と一緒に合わせて、小さな花びん
   に生けます。彩が良い上に、とっても良い香りがして、本当に素敵ですよ。
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by brue-nile | 2006-06-25 01:58 | 庭の歳時記(夏)全38話 | Comments(8)
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 みなさん、こんにちは、ナイルです。今日は6月最後の土曜日ですが、お天気はどうなんでしょうね…!?まだまだ梅雨の最中ですから、お天気は期待出来ないかも知れませんね。
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 晴れたら何処かに出かけたいところですが、残念ながら相変わらず仕事が待っていて、何処にも行けないナイルです。悔しいので、雨が降れば良いのに…何て意地悪な事は言いません。捻くれていて、みなさん本当にご免なさい。
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 さて、今日の最初のお花たちは、いかがでしょうか、とっても綺麗でしょう…!?このお花たちは、わたしの屋上のお庭から摘んで来て、ざっと花びんに挿してみたところなんです。
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 毎年夏の頃から晩秋まで、わたしのお部屋やアトリエは、新鮮な切花が途切れる事がありません。これはお友達へのプレゼントで、ブーケを作るために摘んで来たものなんです。
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 カラフルで長持ちするので、差し上げた方々からは、とっても喜んで頂いていますよ。自分で育てたお花でお部屋を飾り、プレゼントに花束等を作るのが、友人達にはとっても贅沢に映るらしいんですよ。
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 みなさん、昨日お話したのが、この黄色の変わったお花「メキシカン・ハット=メキシコの帽子」なんです。この上の写真の後の方に見える黄色のお花は、やはりお気に入りの「ブラックアイド・スーザン・ヴァイン=つる性黒い瞳のスーザン」です。このお花の本名の方が、日本では有名で「ツンベルギア」と言うのです。
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 そもそも「ブラックアイド・スーザン」と呼ぶのは、日本広と言えども、わたしだけだのはずです。でも「メキシカン・ハット」には、一体どんな本名があるのか、わたしには判らないのです。そもそもこのお花を「メキシカン・ハット」と呼ぶのも、わたし一人だけなのですから。
 ところでみなさん、上の虫さんは、「アシブトハナアブ」さんです。この子も屋上には毎日の様にお食事に来ますよ。
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 このお花は、今から14年程前に、アメリカの親友ジョアン・ケラーさんが贈ってくれた、色々な北米のワイルド・フラワーの種袋(シード・サック)の中に混じっていたのです。でも種を蒔いても芽が出るのに数年掛かり、始めてこのお花が咲いた時は、本当に感動しましたよ。
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 お花の形がメキシコのソンブレロに似ているので、通称「メキシカン・ハット」と呼ばれているんです。でもわたしには、発射寸前のロケットのようにも見えます。毎年種が沢山採れるのですが、幾ら蒔いても、芽が出ることは有りませんでした。
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 でも株分けで増やしたので、毎年春先になると可愛い芽が出て、キンポウゲ科の植物の葉っぱに似た、細くて深い切れ込みがある、白味掛かった若緑色の葉っぱが茂ってくれます。花は長く伸びた茎の先に付きますので、切花にすると葉っぱは捨てなくてはなりません。
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 この写真は、咲き始めたばかりの「メキシカン・ハット」です。花びらが、未だ細くて色も薄クリーム色をしています。ところが、みなさん、実はこれは花びらではなくて、飾り弁なんです。合弁花ですから、尖がり帽子の部分全体がお花なんですよ。飾り弁の直ぐ上から順番に、頂上に向かってお花が開いて行きますよ。
by brue-nile | 2006-06-24 01:37 | 庭の歳時記(夏)全38話 | Comments(8)
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 みなさん、こんにちは、ナイルです。昨日の夜から雨が静かに降っています。音がしない雨は、何だか寂しげですね。梅雨って言うと、毎日シトシトと降る雨を思ってしまいますが、東京は段々亜熱帯の様になり、雨もスコールの様に降るのです。
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 今年の梅雨は、あんまりジメジメした感じがないので過ごしやすいせいか、屋上の花たちの成長も早いんですよ。昨年のこぼれ種から、もうコスモスが15㎝程に育っていますよ。
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 昨日まで蕾みだった、ブラックアイド・スーザン(黒い瞳のスーザン)が咲きましたよ。スーザンのお仲間の「ルドべキア」達も、各種各様とっても綺麗に咲き揃いました。可愛いスーザンは、世界中で一番好きなお花なんですよ。
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 もう一つ大好きなお花があります。それが「メキシカン・ハット」っと言うお花で、形がソンブレロみたいなので、「メキシコの帽子」と呼ばれています。日本には多分何処にも無いお花で、我が家に定着するまで数年掛かりましたよ。北米の野生種なので、植物図鑑にも載っていないんですよ。
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 わたしの屋上のお花たちは、その内にみなさんにご紹介したいと考えています。でも全くの無名の外国のお花もあるので、調べようがないのです。かなり分厚い、アメリカ&ヨーロッパのお花の図鑑を持っているのですが、どちらにも載ってないのですよね…!?今年咲いたお花の一つは、何年もかかって初めて咲いてくれたのです。
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 さて、今日も「博物記」をおおくりしましょうね。昨日に引き続いて、チョウチョさんですよ。白いチョウチョさんと言えば、真っ先に頭に浮かぶのが「モンシロチョウ」さんですが、でも今日の子は違うんですよ。「モンシロチョウ」さんについては、既に「庭の歳時記」内でみなさんにご紹介してあります。みなさん、一番下とその前のチョウチョさんが「モンシロチョウ」さんですよ。
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 今日の白いチョウチョさんのお名前は、「スジグロシロチョウ=筋黒白蝶」さんと言います。羽に黒い筋が放射状に入っているんですよ。この子は「モンシロチョウ」さんより一回り大き目の、24~35㎜の大きさで、奄美諸島を除く、日本全国に分布しています。遇える時期は、関東地方では年4~5回、3~10月に発生します。寒冷地では年1~2回発生します。
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 「モンシロチョウ」さんは、お日様fが大好きですが、この「スジグロシロチョウ」さんは、やや暗い、湿った場所が好きなんです。ですから明るい畑などよりは市街地に、草むらよりは林の中にいるんですよ。オスは湿地などで、お水を飲みますよ。低地の雑木林周辺の、アザミやダイコン類の花等に蜜を吸いに来ます。(アカツメクサで吸蜜する写真は、ピントがお花に合ってしまいました。みなさん、変な写真でご免なさい。)
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 この子にも季節型があって、春型は小さいです。オスの「スジグロシロチョウ」さんは、黒っぽくて羽に発香燐(匂いの出る香嚢を持つ燐粉)を持っていて、捕まえると一瞬バニラの様な匂いがします。
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 「スジグロシロチョウ」さんの幼虫の食草は、アブラナ科の「タネツケバナ」「イヌガラシ」に「ワサビ」などです。(下の2枚の写真は、屋上に来た「モンシロチョウ」さん達です。)
by brue-nile | 2006-06-23 02:01 | 博物記(夏)全51話 | Comments(16)
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 みなさん、こんにちは、ナイルです。昨日の東京は、雨の確率が高かったのですが、小雨程度で傘を差さずに済みました。昨日はエキサイトのメンテナンスがあって、大慌で更新をしましたので、面白みの無いブログになってしまいました。
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 昨年は紫陽花の色味が悪かった様に記憶していますが、今年は何処の紫陽花もとっても綺麗に咲いていますよね。多分今春の雨の多さが影響しているのでは…と思っているのですが…?
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 みなさんには3日続けて、わたしのお庭の記事でしたので、今日は「博物記」でお楽しみ頂きたいと思います。今日はみなさんに、チョウチョさんをご紹介しましょうね。
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 さてみなさん、今頃の時季には木立がある原っぱなどで、こんな写真の子が飛んでいるのですが、ご覧になった事がありますか?この子は、何時も忙しない子で、花から花へと猛スピードで、行き来しているのですよ。
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    この子は見ての通り、「セセリチョウ」さんのお仲間ですよ。でも今まで3回ご紹
  介した「セセリチョウ」さん達に比べると、緑の中を飛ぶ黄色の姿は結構目立ちます
  よ。わたしが出遭った時は、ヒメジョオンで吸蜜していましたが、シロツメクサやアザ
  ミも好きなお花の様です。
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    みなさん、このスピード狂の「セセリチョウ」さんの本名は「キマダラセセリ=黄斑
  挵」さんと言います。羽の表面は褐色地に山吹色の帯で、裏面は黄褐色と山吹色
  の斑模様のチョウチョさんです。なかなかの、お洒落さんですよね…!
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 「キマダラセセリ」さんと遇えるのは今頃ですが、年2回発生するので、8~9月にも遇えますよ。この子は、河川堤防や雑木林の周辺の、木立がある日当たりの良い原っぱに住んでいますよ。
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 「キマダラセセリ」さんは、大きさが13~17㎜で、春型と夏型があります。春型は夏型に比べて、かなり大きいですよ。また、雌雄の斑紋はほぼ同じですが、メスの羽は地色がやや淡くて、丸みを帯びています。幼虫の食草はイネ科の色々な植物です。
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 「セセリチョウ」さんのお仲間は、どの子も大きなこぼれそうなお目々のせいで、ベビーフェイスに見えるので、わたしは好きなのですが、人気は今一のチョウチョさんなんですよ。
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by brue-nile | 2006-06-22 01:27 | 博物記(夏)全51話 | Comments(10)
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 みなさん、こんにちは、ナイルです。今日は午前1時から、エキサイトのメンテナンスがあるので、ブログのサービスが停止されます。
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 早めに更新しなければ…と思っていたのですが、昨日は朝から夜まで仕事などで忙しく、帰宅も遅くなりました。帰宅してからも明日の仕事の準備などで大童でしたので、投稿時間が遅くなってしまいましたので、もしかすると更新時間と停止時間が、スレスレかも知れません。 
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 そんな訳で、今日は大幅に手抜きのブログになります。みなさん本当にご免なさい。3日続けての「庭の歳時記(夏)」ですが、今日は誰でも良く知っている「アジサイ=紫陽花」です。
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 梅雨と言ったら、真っ先に思い浮かべるのが「アジサイ」ですよね。今更説明も要らない位のお花ですから、今日は写真だけを並べてみました。
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 この「アジサイ」ですが、我が家の屋上には2種類あるのです。一つ目は、4年前に教えていた水彩画のクラスに、生徒の一人が自宅庭から紫陽花を切ってきて、水彩画のモティーフにしたのです。
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 とっても綺麗だったので、クラスの生徒全員がこの紫陽花で、水彩画を制作したのです。授業が終った後で、わたしにってプレゼントしてくれたので、自宅に持ち帰り挿し木にしました。2本頂いたのですが2本とも根付いて、昨年から小さな花が咲くようになりました。
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 今年は更に大きくなって、お花も沢山付きました。青いほうの「アジサイ」が生徒からのお花で、昔のタイプなので、飾り花の下からは、本当のお花が咲いて来ましたよ。
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 白い方は2年前に、鉢植えの物をプレゼントで頂いたのです。両方ともあんまり構ってあげられず、放っり放しですが、綺麗なお花が咲くたびに、また1年経ってしまったのね~と、季節の早さにビックリしています。
by brue-nile | 2006-06-21 00:56 | 庭の歳時記(夏)全38話 | Comments(8)