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ナイル商会

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何時も有難うございます!ご訪問頂いたお客様も203,060 人を超え、新たな目標に向かって歩んでいます。身近で出遇った小さな生き物達や植物など、気ままにナイルがご案内しています。 ナイル商会・管理人

博物記(秋-14) 野竹と青目虻

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 みなさん、こんにちは、東京は昨日の夕方から、また雨になってしまいました。気温が上がって、蒸して来ましたよ。この分では今日は、雨の祭日になりそうですね~!?台風は大きな被害を出してしまいましたが、みなさんのご家族、お友達などが、被害に遭われていない事を願っています。
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 今日は、仕事の帰りに何処かに行こうかな…?と思っていましたが、別の用事が出来てしまい、帰宅は夜になりました。相変わらず眠いので、今日もさっさと更新を済ませ、ベッドに直行したいんですよ。
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 さて、今日はお花と虫さんの2本立てです…とは言うものの昆虫の写真はたったの3枚しかないんですよ。とまっていた場所が悪くて、腕を思いっきり伸ばしてマクロで撮ったんですが、ハッキリと写っていませんでした。これもご愛嬌ですので、どうか大目に見て下さいね。
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 みなさん、この子は以前ご紹介した、「シオヤアブ」さんと同じ「ムシヒキアブ」のお仲間です。黄褐色の毛むくじゃらの体に、美しい緑色の目が目立つ、獰猛なハンターなんですよ。“碧眼の吸血鬼”、双翅目ムシヒキアブ科の「アオメアブ=青目虻」さんていいますよ。
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 「アオメアブ」さんは、大きさが20~29㎜ですから、「シオヤアブ」さんと同じ位の大きさなんですよ。光の変化に寄って、緑、赤、青色に変わる目と、黒色の脚の脛部分の、黄褐色がポイントです
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 「アオメアブ」さんは、水田や湖沼等にある、植物の茎や葉っぱに止まって、獲物が来るのをじ~と待っています。この獲物はハエ、アブにコガネムシなどですよ。捕まえた虫の体液を吸います。6~9月に水辺などで遇う事が出来ます。北海道、本州、四国、九州、沖縄に分布していますよ。
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 みなさん、この植物は、昨年連載した「不思議の森の物語」にも登場し、なかなか人気が在ったお花ですよ。このお花は古名では、「宇多奈・ウダナ」とか「乃世利・ノセリ」と呼ばれた、奈良時代からの薬草です。平安時代から室町時代の文献にも載っていますので、薬草としての歴史は古いのですよ。   
※上下の写真の「ノダケ」の首にいるのは、既にご紹介済みのツマグロオオヨコバイです。
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 みなさん、このお花はセリ科シシウド属で「ノダケ=野竹」と言います。山野で見かける、高さが80~150㎝の、のっぽの植物です。本州、四国、九州の山地の草原や林の縁に多く自生していますよ。
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 このお花は、開花する前の状態はが、葉柄の基部が膨らんで袋状になっているのが、とっても面白いでしょう…!?〈上から5と6番目の写真参照〉
 「ノダケ」はセリ科のお花では珍しい、暗紫のお花が綺麗なんですよ。茎は枝分かれしない事が多く、茎に付く葉っぱは少ないのです。この草姿から“野原の竹”に見立てて、「ノダケ」と言う名前が付いたんですよ。
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 観察のポイントは、セリ科のお花の特徴の、枝先に複散形花序を出し、小さなお花を沢山の付ける事です。暗紫色の花弁が開くと、内側は白や緑になっていますよ。花弁は5枚で雄しべが長く、花が開くと同時に突き出して来ます。葉っぱには、柄があって上部は3小葉で構成されていて、茎と葉っぱ本体の間には、ひれがあります。
by brue-nile | 2006-09-18 01:44 | 博物記(秋)全77話 | Comments(10)
Commented by sdknz610 at 2006-09-18 04:45
最近さっぱり見かけなくなったアオメアブさんに又会えましたね♪
なつかしいナ♪ やっぱり高速オートバイライダーに見えちゃいます・・・。
ノタケ、シシウド属ということで、ナルホドナットクです♪
初めて見ます。足利フラワーパークにも無さそう・・・。赤城山にありそう・・・。
Commented by mstgn at 2006-09-18 10:47
こんにちは。

お返事が、すっかり遅くなってしまって
申し訳ございません。

本日の記事、中程の巨大なアブさん。
各地を歩いているとよく見かけますねっ!

「ハチ」や「アブ」が苦手な私は、
ついつい忍び足に・・・(笑)

p.s.今日の祭日は、ゆっくりできそうですかっ?!
Commented by brue-nile at 2006-09-18 12:24
*sdknz*さん、こんにちは。
東京は色々な警報がでているので、
一旦帰宅しました。

これからお昼ご飯を食べて、
どうしようか、様子を見ます。

アオメアブさんはsdknzさんの所で会って、
是非wたしもって思っていましたよ。
唯止まってる場所が水の中の葉っぱの茎、
 
流石に手が長いわたしでも、無理…攣りそうになりました。
ノダケは秋が似合う、風雅なお花です…
万葉の歌人になった気分でがしますよ。

赤城山で見つけて下さいね…。
UP待っていま~す…!
Commented by brue-nile at 2006-09-18 12:31
*mstgn*さん、こんにちは。
今日は色んな警報が出ていますね。
一旦帰宅して、様子を見ています。

アオメアブさん達ムシヒキアブの仲間は、
全身が毛むくじゃらな異様な姿です。

でも人は襲いませんから、
今度からは忍び足(笑)にならなくっても
大丈夫ですよ。

mstgnさんは、今日はご自宅で
今旅の成果をじっくりと、
確認されていらっしゃるのかな…!?
Commented by vegetariank at 2006-09-18 22:06
ギャング・アブですね。
先日も同類を襲っているのを見かけました。
対象的に紫の花がキレイですね。
薬草ですか、何に効くんでしょうか?
Commented by brue-nile at 2006-09-18 22:21
*vegetariank*さん、こんばんは。
この子、果樹園などでは益虫なんです。
でも、この子のお仲間が屋上に2匹も来ていて、
大変な事に…先日も犠牲者?が出ました。

ノダケは漢方薬で、効能は「解熱、鎮咳、去痰などに有効」
ですから、風邪薬の諸症状に使われていました。
Commented by 出羽ママ at 2006-09-18 22:42 x
ナイルさんこんばんわぁ〜♪
なんと凄い!!珍しい花が。。。見た事無いです。。。東北の方には無いのがな???
「ノダケ」面白い咲き方するんですね。。。漢方薬になるんだぁ〜凄い!!
「アオメアブ」さんも初めて見たぁ〜!!!一見.....トンボさんみたいだね!
面白いですぅ〜♪♪
Commented by brue-nile at 2006-09-18 22:58
*出羽ママ *さん、こんばんは…!
ノダケ綺麗でしょう…
本州、四国、九州の山地の草原などにあるのだけれど、
凄~く地味なお花なので、
目の前にあっても気がつかない人が殆どですよ。

ママさんも、是非見つけてね…、
見たらきっと「何~だ、これがそうだったんだ…!」って思いますよ。

この子も果樹園や水辺にいるので、見つけてね…!
Commented by real_gontanopapa at 2006-09-18 23:10
アオメアブ…僕も一度だけ鮮明に撮ることが出来ましたが、「スズメバチをも襲う」という先入観がそう思わせるのか、高性能な戦闘機を思わせる、クールで無駄の無い美しさですよね(^^)

 いわゆるシオヤアブが獲物を捕らえてるシーンは何度も撮ってますが、このアオメアブの捕食シーンにはまだ出会ってません。 ただ、体液を吸われる側の犠牲者が文字通りミイラみたいになっちゃうんで、昆虫と言えども多少不気味ではあります(^^;
Commented by brue-nile at 2006-09-19 00:01
*ゴンタのパパ*さん、こんばんは。
シオヤアブさんを見慣れているせいか、
この子の方が迫力に欠けている様に思いました。

この子の格好が、モトクロスをやっている様に見えて、
漫画のモデルになりそうだな~って思いました。

シオヤアブさんが、捕らえた後のシーンなら2度撮っていますが、
観察していて目の良さ、素早さには唖然としました。
捕らえられて間も無い、虫さん達の目が泣きそうに見えましたよ。

ミイラですか…古代エジプトではスカラベもミイラにしたとか…!?

他にもムシヒキアブのお仲間は撮っているのですが、
あんまり面白くないので、そのままになっていますよ。