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ナイル商会

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何時も有難うございます!ご訪問頂いたお客様252,006人を超え、新たな目標に向かって歩んでいます。身近で出遇った小さな生き物達や植物など、気ままにナイルがご案内しています。 ナイル商会・管理人

博物記(夏ー3) 姫蛇目

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 みなさん、こんにちは、ナイルです。入梅2日目の東京は、午前中は晴れていたものの、午後からは雲が出てしまい、宵の頃は一時雨が降りました。傘を持たずに外出していたわたしは、すっかり濡れていまいました。みなさんは大丈夫でしたか…??
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 途中にあったコンビニで傘を買ったら、FIFAワールドカップ・ドイツ2006の物でした。黒で握り部分がメタル色で、なかなかシックで素敵です。ストラップが首の部分にも付いていて、濡れたものを巻かないでも、首の所だけ止めれば良くなっていました。お値段は¥1000で、お得感がありました。でも帰りは雨が止んでしまい、また傘が増えてしまいました…やれやれ…!
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 さて今日はわたしの川崎のお教室の、生徒達の毎年恒例の展覧会です。会場は同じ川崎市なのですが、今回は別の場所で開催します。昨年はお教室がある、某区民センターのIF展示室で開催したのですが、今年は我が家からも近い所での開催となりました。
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 何時も日曜は早朝に自宅を出て、遠方のお教室に向うのですが、今日はお昼前に会場入りなのでとっても楽です。お昼を兼ねたささやかな懇親会後、生徒達一人一人の作品を講評して回ります。
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 わたしの生徒達は全員がシルバーなので、おじいちゃん&おばあちゃんが生徒なんですよ。楽しく学びながら、自由に作品の制作をさせています。わたしは水彩画が専門なのですが、お教室では油絵を教えています。もっとも大学&研究科では油彩専攻でしたので、教えるのは楽です。
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 水彩の方が返って大変なのですが、生徒達は油彩の方が大変だと思っていますよ。日本では世間一般にも水彩画の地位は、何故か油彩画よりず~と低いですよ。水彩の方が技術が大変なのに、可笑しな風潮です。
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 前置きが長くなってしまいましたが、今日は「博物記」ですよ。この写真のチョウチョさんですが、以前2度同じ様な地味な茶色の子を、みなさんにご紹介しました。「ヒメウラナミジャノメ」さんと、「クロヒカゲ」さんです。どうでしょうか…思い出されましたか…!?
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 今日のこの子は、同じタテハチョウ科ジャノメチョウ亜科のチョウチョさんなんですよ。お名前は「ヒメジャノメ=姫蛇目」さんと言います。明るい草むらや田畑、河川敷のススキやアシ原に棲んでいて、市街地でも見かける地味なチョウチョさんなんです。関東地方では、普通年3回発生し、分布は北海道~九州迄生息しています。
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 わたしが出遭った時は、ドクダミの葉っぱの上に静止していましたが、近付くと飛び立ちました。でもあんまり遠くまで行かず、直ぐそばの葉っぱに止まりました。その内動かなくなったので、そばに寄って何枚も撮影したり、指で触ったりしましたが、おっとりとした性格らしく逃げませんでした。飛び方は、リズミカルで楽しげに飛びますよ。昼間はじ~としている事が多いのですが、夕方から活発に活動するチョウチョさんなんですよ。
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 「ヒメジャノメ」さんは時たま、我が家にもふら~と遊びに来ますよ。大きさは18~31㎜で、季節型があり、夏型は前羽の目玉模様が大きくなります。見られる時季は5月下旬~10月頃です。
 この子はドクダミのところにいましたが、吸蜜に来た訳ではないのです。「ヒメジャノメ」さんは樹液や腐った果物が好物なのですよ。幼虫さんの食草は、イネ科、カヤツリグサ科の植物です。
by brue-nile | 2006-06-11 01:11 | 博物記(夏)全51話 | Comments(6)
Commented by yousui-nobidome at 2006-06-11 05:06
 おはようございます。
 ジャノメチョウは林の中などの薄暗いところにいますので、私は撮ったことがありません。よく見るとそれなりにキレイなのですが、ちょっと見には地味なチョウですね。
 近所の林に結構いますので、今度トライしてみます。感度を上げればブレずに撮れるかな?
Commented by mukai-message at 2006-06-11 08:56
こんにちは、ナイルさん どんよりした日曜日です。私は子どものころ絵の先生のところに通っていました。シルバーでふたたび! というのも楽しそうですね。
さあ、今日はヒメジャノメさんをさがしに出かけましょうか。
Commented by brue-nile at 2006-06-11 09:55
*野火止*さん、おはようございます。
「ヒメジャノメ」さんは、明るい原っぱなどが好きな子ですから、
是非遇ったら撮ってあげて下さい。

似ている子が多いので、とまって始めて誰だか判ります。
わたしのはコンデジなので、何時もオートで撮っています。

野火止さんのカメラはプロ仕様ですから、
きっと素敵な写真になる事請け合いです。

楽しみに待っていますね…!!
Commented by brue-nile at 2006-06-11 10:02
*mukai*さん、おはようございます。
東京は現在大雨になっています。

わたしは子供の頃は習い事はしていませんでした。
でもボーイスカウトのお兄さん達と、
野外観察などに明け暮れていました。

わたしの生徒の殆どが、定年後の楽しみで通っています。
同じ趣味の仲間同士、楽しい趣味生活をおくっていますよ。

mukaiさんも是非童心に戻って再開して下さい。
信州は自然が一杯、綺麗なチョウチョさんも一杯、
羨ましいです…、さて、わたしもそろそろ出かけましょうか…!
Commented by kimiko_shibata1 at 2006-06-11 13:37
私も油絵のほうが大変かと思っておりました。
好きなのは、水彩画です。
趣味のある生活は、いいものですね。

ドクダミに八重のあることを知って、昨年友人からおすそ分けいただきました。
今年は我が家できれいな花をつけています。
Commented by brue-nile at 2006-06-11 19:11
*shibata*さん、こんばんは。
油絵はキャンバス上で失敗して、何度でも書き直す事が出来ます。

でも水彩画は、高価な水彩紙に一度色を載せると、
消す事が出来ないのです。

水彩の絵の具はほぼ顔料と同じなので、染まってしまうのです。
また紙の種類や絵の具の種類(透明水彩、不透明水彩=ガッシュ、
アクリル等)で多様な技法が在るのです。

わたしのは最も難しい、透明水彩画です。透明水彩と言うと普通は
淡彩ふうなさらっとした技法を思い浮かべると思うのですが、
わたしのは独自な技法で、一見油絵の様に見えます。

さてドクダミは八重の物がありますよね、それからピンクの物もあるんです。
ご存知の様に、花弁状の部分は総苞片で、お花は黄色の部分です。

八重のドクダミや山野のお花のUPなど、
shibataさんのブログで、初夏の楽しみが増えますよ…!

by ナイル