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ナイル商会

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何時も有難うございます!ご訪問頂いたお客様も203,060 人を超え、新たな目標に向かって歩んでいます。身近で出遇った小さな生き物達や植物など、気ままにナイルがご案内しています。 ナイル商会・管理人

そうだ…温室に行こう!!(その34)シダのテンプラ

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 みなさん、こんにちは、ナイルです。今日は「建国記念の日」ですね。土曜ですので休日といってもあんまり嬉しくない…と思っている方も多いのではないでしょうか?でも土曜場もお仕事がある方は、連休で喜んでいるでしょうね。
 たまのお休みですから「そうだ…温室に行こう!!」と思っている方は、前もってわたし・ナイルの案内する、温室を見てからお出掛け下さいね。
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 今日の温室の植物は〔花〕ではなくて〔葉っぱ〕が主役です。今日みなさんにご紹介するのは「アビス」と「オオタニワタリ」です。両方とも「アスプレニウム」と呼ばれる(チャセンシダ科)のシダの仲間ですよ。日本では単に「オオタニワタリ=大谷渡り」と呼んでいます。
 この大きな葉っぱを見たら、誰だって一目で覚えてしまうでしょう。この上と下の写真は「アスプレニウム」を上から覗いて写したものです。このクルクルを見たらやっぱりシダだと、納得しますよね。
 シダ類の仲間は湿度が高いのが大好きで、直射日光が大嫌いです。当然「アスプレニウム」も同じで、中心を乾かすと、出て来る葉っぱ(クルクルの事です)が歪になったり、小さくなったりします。艶々とした光沢のある緑色の葉っぱは、本当に綺麗でわたしは大好きなのですよ。
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 「アスプレニウム」の生まれ故郷は、アジアや太平洋諸島の熱帯です、それから日本の小笠原諸島や琉球列島もそうなんですよ。森林の樹上や岩上に着生していて、葉っぱは細長く、先端が尖った広線形で、切れ込みは在りません。茎は短くて直立し、葉っぱは茎の先端に集中して放射状に広がります。茎の側面は沢山の根が出て、黒褐色のふわふわしたスポンジ状の塊になります。
 みなさん、下の写真はシンガポールの街中の大木に着生した「アスプレニウム」です。この様に、熱帯や亜熱帯では樹木の幹や枝などに付着して成長します。寒冷地では岩の上や地上で生育する物も多くなります。
 「アスプレニウム」が葉っぱを斜め上に、すり鉢の様に広げるのは、落ち葉をここに集めて、自家製の肥料にする為です。ここに溜まった落ち葉はやがて腐葉土になり、葉っぱの間から出る根が防壁の役割をして、株の成長と共に、株の下部に発達する根塊の一部となります。
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 大量の根が、樹上に大きなクッションの様に形成されるため、ここに更に根を下ろし成長する植物も出てきます。沖縄でも着生のシダの一種が沢山生えていました。
 日本の「アスプレニウム」の仲間は3種ほど区別出来ますが、区別は大変難しくて困難のようです。この内の「アビス」は「シマオオタニワタリ=島大谷渡り」と言って、園芸種として栽培されています。大きな葉っぱは見栄えするため乱獲されて、激減している地域もある様です。でも沖縄以南ではとっても身近な植物で、繁殖力も旺盛なのでその心配はなさそうです。
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 この上の写真もシンガポールで撮った沢山の「アスプレニウム」です。英名は「バーズ・ネスト・ファーン=鳥の巣シダ」と言われています。
 「Asplenium=アスプレニウム」の名前の由来は。ギリシャ語のa(否定)とspien(脾臓)の2語からなっていて、ある種の成分が脾臓の薬として効力が在るとの言い伝えからです。
 新芽は食べられるそうで、八重山では市場で並んでいるそうです。そのままテンプラにすると美味しいとか…沖縄方面に行かれる方は是非試して下さいね。
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 さて、みなさん、今日はシンガポールの「アスプレニウム」の写真をお見せしたので、ついでに他の植物達もお見せしたいと思います。但し説明は省きますので、写真を楽しんで下さいね。上の白い花はお馴染みの熱帯の花「プルメリア」です。
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          (上は観葉植物のコルデイリネの花です。)
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        (写真はどれも、クリックすると、大きくなりますよ。)
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           (これが有名なハンカチの木です。)
by brue-nile | 2006-02-11 02:25 | そうだ温室に行こう(全36話) | Comments(16)
Commented by sdknz610 at 2006-02-11 04:33
ハンカチの木、初めて。ナイルさんの写真は殆ど始めて見るものが多いですが・・・。ヒラヒラと布が垂れているように見え、うまい名前をつけたもんだと思います♪これは花ではなくて葉っぱの一部でしょうが・・・。
Commented by kimiko_shibata1 at 2006-02-11 08:25
おはようございます。「山歩風景」のshibataです。リンクのこと宜しくお願いいたします。見慣れない花たちの奥深い写真は毎日感動です。
こんなにじっくり観察しておらず・・・・
偶然ですが、「ハンカチの木」は「今年絶対見るぞ~!」を思っていたのです。こちらで拝見するとは!ご縁ですね~!
日光植物園にあることを去年知り、今年の開花を楽しみにしているのです。
これからも宜しく!!
Commented by yousui-nobidome at 2006-02-11 08:39
 おはようございます。
 「シマオオタニワタリ=島大谷渡り」は練馬区温室植物園にもあり、表示もされていたのでわかりました。観葉植物=南洋植物という認識があり、輸入したものに和名をつけたのだと思っていましたが、日本の南洋産だったのですね。
Commented by mukai-m at 2006-02-11 10:05 x
2月は寒さの盛り。こちらはグレーとブラウンの雑木林の世界なので−ーナイルさんとこの鮮やか、瑞々しいグリーンには「ふわ〜っ」と心が生返ります。緑は栄養のある色なのですよね。
Commented by brue-nile at 2006-02-11 22:55
*sdknz*さん、こんばんは。「ハンカチノキ」は別名「ハトノキ」とも言いますよ。白く垂れ下がっているのは、総苞で大きな物は長さが20cm幅が5cm程になります。花は4~6月頃咲きます。
kimiko_shibata1さんが、>日光植物園にあることを去年知り、今年の開花を楽しみにしているのです。
とコメントを下さいました。sdknzさんも是非見にお出かけ下さい。
Commented by brue-nile at 2006-02-11 23:06
*kimiko_shibata1*さま、こんばんは。リンクして下さって、とっても嬉しいです…わたしも早速リンクさせて頂きました。
わたしのカメラはコンパクトデジで、思ったように撮影出来ませんが、写真はボツにせず、ピンボケでも全てUPしています。折角撮った植物たちのポートレートですもの…粗末にしたら罰が当りそうです。
ハンカチノキは本州以南、四国、九州までたいていの場所で育ちます。
ですから、色んな植物園に在りそうですね…!
こちらこそ、これからもどうか宜しくお願い致します。
Commented by brue-nile at 2006-02-11 23:15
*yousui-nobidome*さん、こんばんは。練馬区温室植物園は以前、
ブログのお友達のPUYANさんが、TBして下さったのですが、何と無料との事ですね…!オオタニワタリは沖縄で沢山見ましたよ。園芸店でも売っているのを見かけます。海の中で揺らめく海草みたいな葉っぱに、愛好家は癒しを求めているのかも知れません…。
Commented by brue-nile at 2006-02-11 23:26
*mukai*さん、こんばんは。この温室は長ロングランで、もう一ヶ月以上掲載を続けています。あれも、これもと、欲張ったせいでこんなに長くなってしまいました。でも本当の春が其処まで来ている様ですので、そろそろ打ち止めを決定しました。
mukaiさんのおっしゃる「緑は栄養のある色」って素晴らしい表現ですね…!緑が在る場所で暮らしていると、何時も身近に緑が在る事が、当たり前になってしまっているので、緑の大切さを忘れてしまうのかもしれませんね…!
Commented by mako at 2006-03-30 21:43 x
プルメリアのお花みました!確かにつぼみのつき方、幹の感じは似てますね。ただ、お花があんなに開かないのはそういう種類の花なんでしょうか?少し開くとそれで落ちちゃうんです。葉っぱの形は細長いのは似てるけど、先がとがってます。シンガポールに住んでいたときこのプルメリアはよく見ていたのですが(そしてプルメリアということもきいていた)、何か違うような風情なのです。でも写真で比べるとそうですね。やっぱりあれはプルメリア?なんでしょうか・・・。
Commented by brue-nile at 2006-03-30 23:02
*mako*さん、こんばんは。「マグノリア」は(モクレン科)、「プルメリア」は(キョウチクトウ科)の花なのです。モクレンは1本の茎に1花ですが、キョウチクトウは1本の茎の上が沢山に分かれて、そこからそれぞれの花が咲きます。プルメリアは種類が多く、開かない種類に「インドソケイ 」と呼ばれている物が在ります。
Commented by makitosi at 2006-03-31 00:20
キョウチクトウ科っていうのは驚きですね!これでうちの庭木がわかってよかったです!また教えてくださいね。私はたま~にしか花や木をブログには載せないのですが・・・。それも種類がわからないことが理由のひとつ。(笑)
Commented by brue-nile at 2006-03-31 00:29
*makitosi*さん、こんばんは。植物はお花の姿だけでなく、葉っぱなどからも種類が同定出来ます。ベトナムには素敵なお花が多いですから、時々UPして頂けたらと思います。時々遊びにうかがいますので、今後とも、どうか宜しくお願い致します。
Commented by makitosi at 2006-03-31 14:57
こちらこそよろしくお願いします!
このページのアスプレニウム、シンガポールでたくさん見ました!シンガポールにも住んでいたのですが、全然名前も覚えてませんでした。これからは少しずつ覚えていきたいです。

私の住んでいる所では調べる方法もなく、ネットでも何もわからないと調べられずにいます。こちらのページを参考にさせていただきます!
Commented by makitosi at 2006-03-31 15:07
リンクさせていただきます!
Commented by brue-nile at 2006-03-31 20:58
*makitosi*さん、こんばんは。
シンガポールは素敵な国でしたよ。

オーチャード通りを夕方遅く歩いていたら、
イギリス人のマダムに道を聞かれました。
勿論教えてあげましたよ。

わたしは何処の国にいっても、何故か現地人
と間違えられるのです…!?

シンガポールの花などの写真は、カテゴリの
「ナイルの日」を参照して下さい。

温室や沖縄のシリーズでも、熱帯のお花が
わんさか?出ていますよ。

是非覗いてみて下さいね…!
Commented by brue-nile at 2006-03-31 20:59
*makitosi*さん、
光栄です、わたしもリンクさせて下さいね。