みなさん、こんにちは。本日の「そうだ…温室に行こう」は、3種類のお花を紹介しましょうね。先ずは、このツバキを見て下さいね。ご覧の様に黄色いツバキなんですよ。このツバキは「キンカチャ=金花茶」と言う中国が原産のツバキの一種なのです。
1965年に、中国広西省チワン族自治区と、ベトナム北部の国境地帯で、自生する黄色いツバキが発見されました。その後中国産の黄色いツバキの新種が次々と発見され、1979年から日本に導入されたのです。初の〔黄色いツバキ〕として、一大センセーションを巻き起こしたのです。「キンカチャ」は、黄色の園芸種作出の交配親として、盛んに使われました。花は鮮黄色、抱え咲き、葉は大型で肉厚です。「キンカチャ」の仲間は、現在中国には20余種在るという事です。
この上と下の、小さな赤い筒形の花は「ハナチョウジ=花丁子」です。学名が「ルッセリア・エクイセティフォルミス」ですので「ルッセリア」と呼ばれています。でもわたしは英名の〔コーラル・プランツ=サンゴの木〕や〔ファイアークラッカー・プランツ=花火の木〕と言う呼び方が好きです。最近は日本でも「枝垂れ花火」とも呼ばれているようです。この「ルッセリア」はメキシコ原産の(ゴマノハグサ科)の植物です。
沖縄では生垣などに沢山使われていましたが、写真を撮り損なってしまいました。ですから、この「ルッセリア」を見つけた時は、本当に嬉しかったですよ。
この美しい黄色の花は、(ノウゼンカズラ科)の「キンレイジュ=金鈴樹」です。別名を「タチノウゼン」と言います。北アメリカからペルーがこの花の原産地で、「イエロー・ベルス=黄色の鈴達」と呼ばれています。
温室での楽しみ方は色々在りますが、知っている花たちに会う事は勿論、初めて見る珍しい花たちに出会う事も、その楽しみの一つなのです。
もし、みなさんが温室に行く機会が在ったら、自分流の楽しみを是非見付けて下さいね。