東京都心では気温が高くて、何と30度になった所が在ったとか…(;゚Д゚)!会う人会う人、皆さん『蒸し暑いですね~』って挨拶して来るのですが、ナイルはそれ程気温が高くなったなんて、全く思わなかったので、何時もの様に暑苦しい恰好で動きまわっていました。そう言えば、タンクトップの女性や、上着を脱いで歩く男性の姿が…気が早い人達ね~って、思ってはいたんですよ(^_^;)
でも、気温が30度だったと聞いて、何だか急に暑く感じてしまいましたよ(^^ゞ 夕方から小雨が降り始めましたが、仕事仲間と遅い晩御飯を済ませてからでしたので、帰宅が遅くなってしまいまいした。それで、今夜もブログの編集の途中で一旦更新をしちゃいますね。中途半端ながら更新をすれば、ひとまず安心…後はゆっくり編集が出来ると言うものです。この暑さも明日は急降下、また肌寒くなるみたいです…(・・;)
さて、本日はグミ科グミ属の、茱萸(グミ)の仲間をUPしました。グミは収穫か鑑賞かで種類を選びますが、ナイルは躊躇なく食べる方を選びました。グミって言っても、お菓子のグミ(キャンディ)じゃ無いですよ(笑) グミは大きく分けて、初夏~秋に実がなるアキグミの仲間(落葉性)と、春~秋に実がなるナワシログミの仲間(常緑性)の2系統に分けられます。
写真のグミは初夏に実が熟す、秋茱萸(アキグミ)の仲間の唐茱萸(トウグミ)、別名ツクシグミです。トウグミは夏茱萸(ナツグミ)の変種で、樹高が3~4mの落葉小低木です。北海道(南西部)~四国に分布していて、里山や山野の雑木林などに生育しています。樹皮は黒褐色で良く分枝し、本年枝には褐色~赤褐色の鱗状毛が密生します。トウグミは頭に“唐”が付いていますが、中国など外来種ではなくて、果実が大きいので、外国の品種と間違えられてしまい、唐茱萸になったそうです。
トウグミの葉っぱは互生し、楕円形~長楕円形で長さ4~10㎝、幅1~3㎝です。表面にはじめ星状毛がありますが後で落ちます。葉っぱの裏面には、白色や褐色の鱗片があって、葉っぱの縁には鋸歯は在りません。花期は4~5月、葉腋に花柄を出して淡黄褐色の花を1~3個垂れ下げます。花の萼筒は円筒形、子房の上部でくびれています。甘い香りがするので、マーヤちゃん達が大喜びしていましたよ。
写真はトウグミの果実(偽果)で、昨年6月初旬に撮影したものです。果実は偽果で、長さ1.5~2㎝の長楕円形、6~7月に赤く熟し、中には長さ約1㎝の種子が入っています。グミの中でも沢山実が生るのが秋茱萸(アキグミ、下の2枚の写真を参照下さい)ですが、実の皮の点々に“タンニン”が含まれているので渋みが強く、生食には不向きです。でもナツグミもトウグミも、渋みが少なく、生でも食べ易いのです。グミの果実酒は健康酒、強壮酒になりますので、是非試して下さいね。
トウグミはグミ類の中でもトゲが無く、実が大きのが良いですよ。果実の食べ方は生食、果実酒やジャムにします。果実酒には、赤くかたい実を摘み、半年後の熟成時に実を取り出します。生食には完熟して、ぷよっと柔らかくなったものを、またジャムは煮崩してから種子をこし、砂糖を加えて煮詰めると、濃厚な甘みに仕上がって美味しいですよ。φ(..)メモメモ
グミの名前の由来は、小実(コミ)の転訛や、グイ(棘)の実(果実)の転訛説などがあります。グミには鱗片と呼ばれる点々が、若枝、葉っぱ、葉柄、花などに在ります。ナツグミとトウグミの違いは、ナツグミは葉の表面に鱗状毛があり、トウグミは葉の表面に星状毛があることで区別するのだそうですよ。グミには2系統に分かれると書きましたが、共に日当たりと肥沃地を好むのは共通です。落葉性の品種は寒さに強く、東北以南なら庭植で育てられます。しかし常緑性の品種は寒さに弱く、関東以南でないと庭植えでは越冬出来ません。